2015年6月13日土曜日

妙正寺川の調節池の上部に「白鷺せせらぎ公園」が開園しました

東京・中野区白鷺1丁目の都営住宅跡地に、憩いとスポーツの拠点となる「白鷺せせらぎ公園」が完成し、6月13日、開園式が行われました。妙正寺川の水害対策用に都が整備した調節池の上部空間を活用して設置されたものです。高倉良生と久保りか区議など公明党区議団が水害対策を推進しながら設置に取り組んできました。

公園に沿って流れる妙正寺川流域では、平成17年9月の集中豪雨で1200棟を超える大きな浸水被害が発生しました。このため、中野区や地元住民が東京都に対して水害対策を要望。都は都営鷺の宮アパートの建て替えで創出した約1ヘクタールの用地に水害用の調節池を整備しました。その上部に中野区が人工地盤を作って公園にしました。

公園の面積は約9000平方メートル、区内では2番目の広さになります。防球フェンスに囲まれ、人工芝を敷いた多目的運動場では、軟式少年野球、少年サッカー、フットサルを楽しむことができ、団体利用のほか、一般開放も行われます。草地が広がり、遊具も備えられた憩いの広場では、住民が自由に散策できるほか、地域イベントにも利用されます。

この場所は白鷺1丁目地区の広域避難場所の中にあることから、災害発生時に避難・救援活動の拠点として役割を果たすよう防災機能も整備されています。

発電機が収納された防災倉庫、マンホールトイレ(12基)、ソーラー灯(7基)、災害用灯光器(3期)が備え付けられました。

公園地下に設置された調節池は、集中豪雨などで増水した妙正寺川の水を約35000トン貯める能力を持ち、既に平成25年4月から取水が可能となっています。