2012年8月29日水曜日

木造住宅密集地域の不燃化推進へ、応募のあった12地区すべてを先行実施地区に。

首都直下地震が発生したとき、火災の延焼が心配される都内の「木造住宅密集地域」。東京都は、燃えにくいまちづくりをめざす不燃化10年プロジェクトを推進するため、先行的に事業を実施する地区を募集したところ、中野区など都内11区から12地区の応募がありました。当初、この中から3地区程度を先行地区として選定する予定でしたが、対策の緊急性から都議会公明党は12地区すべてを選定するよう都知事宛て申し入れました。

2012年8月9日木曜日

復興した障がい者施設「まどか」(仙台市)を訪問しました

8月8日、宮城県仙台市太白区に再建された障がい者就労支援施設「まどか」を訪問し、中村施設長や利用者の皆さんと懇談してまいりました。

この施設は以前、仙台市若林区荒浜にあり、「まどか荒浜」と呼ばれていました。昨年の東日本大震災の巨大津波の直撃を受け、壊滅しました。幸い入所者の皆さんは無事で、その後、間借りした別な場所で、まゆ玉を材料にしたかわいい「福幸だるま」づくりに励んでいました。

中野区内の介護施設入所者から昨年、被災地激励の「こいのぼり」の作品を届けたいとの要望が公明党中野区議に寄せられました。そのお話を区議さんから聞き、友人の鎌田城行・仙台市議に相談したところ、紹介されたのが「まどか荒浜」との出会いでした。

公明党中野区議の皆さんが昨年、この間借り施設を訪問しました。障がい者の皆さんは、小さなまゆ玉を材料として、「福幸だるま」というかわいい手作りの作品を作っていました。この作品の販路拡大を応援しようと、公明党中野区議団の梁川妙子議員は昨年の第2回定例会で中野区役所・福祉売店での販売を提案しました。

この質問をきっかけに福祉売店での販売がおこなわれることになり、これは公明新聞や一般紙各紙で大きく取り上げられ、反響を呼びました。中村施設長からは「起死回生の応援になりました」との感謝の声が寄せられました。

私も昨年7月、「まどか荒浜」の間借り施設を訪問し、「福幸だるま」の制作に汗を流す施設利用者の皆さんや中村施設長と懇談してきました。

「まどか荒浜」はこの7月、「まどか」と名称を変え、仙台市太白区の市営住宅跡地に見事に明るい新施設として復興を遂げました。今回の訪問で、中村施設長から「実は東京の真ん中の中野区役所で、福幸だるまを販売していただいたことが、まどかの活動に対する国などの評価を大きく高めることになり、そのことによって震災後15カ月足らずで施設の復興が可能になりました」とのお話がありました。

中野区役所・福祉売店での「福幸だるま」の販売という小さな応援が、施設復興に向けた最大の支援になりました。東日本大震災の被災地支援は、復興した姿を見届けるまで続けていく必要があります。今後も応援を続けていきます。