高倉良生は5月17~18日、新東名高速道路と名古屋環状2号線を視察しました。東京都議会外かく環状道路建設促進議員連盟として実施したものです。東京都が交通混雑緩和や災害時の輸送道路として進める外かく環状道路など3つの環状道路の建設の参考にするためです。
新東名高速は、東名高速の交通容量の拡大や、東海・東南海・南海地震などに備えた高速ダブルネットワークの機能確保などを目的としています。御殿場ジャンクション~三ケ日ジャンクションまでの延長161.9kmが今年4月14日開通しました。
視察では、まず、静岡県の浜松北インターチェンジから中日本高速道路株式会社職員の案内で新東名高速道路に入りました。浜松サービスエリアでバスを降り、駐車場の空き駐車マスへの誘導システムや、自家発電設備など防災対応の状況を見て回りました。
その後、名古屋に向かい、飛島インターチェンジなどから名古屋環状2号線の整備状況を視察しました。名古屋では都心部の名古屋高速道路などの渋滞が慢性化していましたが、周辺10km圏をぐるりと回る環状2号線の整備が進み、渋滞時間が大幅に緩和されたそうです。環状2号線は全長約66kmのうち残る南西部の約12km(名古屋西~飛島)が今後進められます。
環状2号線では道路上部に設置された大規模な太陽光パネルが設置されており、道路の照明電力をまかなっているとのことでした。
今回の視察では、18日に名古屋市内で、愛知県議会や名古屋市議会の各会派の代表や地元経済団体の代表の皆さんと、約1時間にわたり意見交換を行い、環状道路に関する有意義な示唆もいただくことができました。
写真は、名古屋環状2号線が伊勢湾岸自動車道につながれる飛島ジャンクション予定地。