妊娠をしても流産や死産などを繰り返す「不育症」に対し、東京都は9月18日から「不妊・不育ホットライン」(03-3235-7455)をスタートさせ、「不育症」に対する正確な情報提供や精神的なサポートを進めていくことになりました。
ホットラインの実施日時は、毎週火曜日の午前10時~午後4時(休日や年末年始はお休み)です。専門の研修を受けたピアカウンセラーや医師などが相談に応じます。従来、東京都が実施していた「不妊ホットライン」を拡充するものです。
厚生労働省研究班の調査によると、2~5%の女性が「不育症」に悩んでいると言われ、国内に140万人もの患者がいるといわれています。治療によって約8割の人が出産可能になることが分かっており、具体的な支援が必要となっています。また、治療は医療保険以外の自費治療のケースも多く、治療費の負担軽減も課題になっています。
高倉良生は昨年10月26日の都議会各会計決算特別委員会で「不育症」への対応を取り上げ、都は電話相談などを通じ「不育症」で悩む女性へのサポートを推進すると答弁していました。