2011年12月27日火曜日

歩くイルミネーション「LED付きベスト」

都内で防犯等のために活躍する地域パトロール団体に着用していただいている「LED付きベスト」が2万3000着にのぼっています。配布された団体は現在のところ約3000団体です。

 東日本大震災後、節電が必要になり、街路灯の点灯制限で道が暗くなったことに対し、東京都青少年治安対策本部が緊急対策のひとつとして配布することにしたものです。私は同本部の事業を所管する都議会総務委員会委員長として推進を図りました。

 私の地元の中野区でも公明党区議団の皆さんが区内で積極的に活用するよう議会質問で区側に求め、町会などの地域パトロールで着用が進んでいます。

夜間に着用すると、ベストに付いているLEDライトがきらきらと光り、きれいで安全です。「歩くイルミネーション」と呼んでいこうかと思っています。

2011年12月23日金曜日

都ががれきを受け入れる岩手県宮古市を現地調査

 東京都が本格受け入れを始めた被災地のがれきの状況などを調べるため、岩手県宮古市に行ってきました。
 岩手県内のがれきの量は約435万トンにのぼりますが、処理が終わったのはまだ3%にしか過ぎません。しかも57万トンは県外での広域処理に頼らねばならない状況です。

被災地を支援するため東京都は既に3年間で50万トンのがれき受け入れ方針を明らかにしています。そして宮古市から試験的に1千トンの受け入れを行い、昨日から1万トンの本格受け入れを始めました。宮城県女川町からも10万トンの受け入れを進めます。

本日訪れた宮古市のがれき仮置き場では、選別作業の工程や3つの段階で実施している放射能検査の状況をつぶさに見て回り、関係者と意見交換しました。放射能検査の結果は全く問題ないレベルです

宮古市から東京に運ばれるがれきは、盛岡の貨物専用駅から貨車に積まれます。しかし、がれきの量や輸送コストを考慮するなら、海上輸送も検討する必要があります。現に岩手県沿岸には大型船が使える港が6つあるとのことでした。

いずれにしても、なかなか進まない被災地のがれき処理を推進するために、たくさんの自治体の協力が必要です。東京に続いて、秋田県、八戸市、静岡県、埼玉県などが相次いで受け入れを表明したと聞いています。みんなで力を合わせる時です。

2011年12月17日土曜日

新卒特別応援窓口

新卒者の就職が依然として厳しい状況にありますが、東京都は都議会公明党の提案を受け、年明けの1月10日から東京しごとセンター(千代田区)と東京しごとセンター多摩(国分寺市)に「新卒特別相談窓口」を開設し、新卒者の就職活動を支援します(6月末まで)。

対象は、高校・大学を来春卒業予定の学生と、卒業後3年以内の既卒者。就職支援アドバイザーが個別カウンセリングを通じてきめ細かなアドバイスを行い、一緒に就職をめざします。

東京しごとセンター3階ヤングコーナー
(千代田区飯田橋3-10-3)
東京しごとセンター多摩
(国分寺市南町3-22-10)

開設時間は、平日(午前9時~午後8時)、土曜(午前9時~午後5時)。

2011年12月7日水曜日

福島への被災地応援ツアーを継続へ

本日は都議会本会議が開かれ、各党の代表質問が行われました。
 
被災地支援策について都議会公明党は、風評被害も重なって観光産業が厳しい状況になっている福島県への「被災地応援ツアー」を来年度も継続するよう提唱しました。

これに対して都は「福島県の観光の状況や動向を踏まえ、平成24年度の被災地応援ツアーの実施を検討していく」と答弁し、実施に向け前進することになりました。
 
今年5月、都議会公明党は岩手・宮城・福島など被災地に調査団を派遣しました。私は福島へのチームに参加しました。福島の商工団体の代表の方々にお会いした時、地域経済の復興のため東京から福島に観光客がたくさん多く来てもらえるような施策を実施してほしいとの強い要望を受けました。

東京に戻ってから石原知事に緊急要望し、知事は前向きに取り組むことを約束しました。そして、今年9月から被災地への旅行に対し、都が1泊あたり3000円を補助する「被災地応援ツアー」(5万泊分)が実施されました。

このツアーは都内約130の旅行業者が取り扱っています(2月まで)。非常に好評で大手旅行会社では10月末で完売したところもあります。

2011年12月6日火曜日

肉牛の放射線物質検査を全頭に

稲わらを食べた牛から暫定基準値を超える放射性物質が検出され問題になりましたが、東京都は肉牛の安全性に対する消費者の不安を払しょくするため、12月7日から都立芝浦と場での肉牛の放射性物質検査を一部開始し、年明けの1月からは全頭検査に移行します。

都立芝浦と場での肉牛については、出荷元の負担により民間での検査が行われてきました。今回の都の負担による全頭検査の実施により、被災地からの出荷支援にもつなげていく取り組みです。安全が確認された肉牛には、都から「安全確認証」が発行されます。

私たち都議会公明党は今年9月28日の都議会本会議代表質問で、肉牛の全頭検査を実施するよう主張していました。

2011年12月2日金曜日

被災地に「土のう袋スタンド」送ろう。池袋で街頭募金

 都議会防災議員連盟による街頭募金活動が本日午後、JR池袋駅そばで行われ、私も参加しました。東日本大震災の発災から間もなく9カ月になりますが、たくさんの方々に募金のご協力をいただき、心より感謝いたしたいと思います。

 今回の募金については、被災地に「土のう袋スタンド」を贈ることが目的です。被災地では被災家屋の汚泥撤去や清掃などの復旧支援が依然として強く求められています。これに役立つ道具として、東京・大田区のものづくりの町工場が応援して作られたのが「土のう袋スタンド」です。

 汚泥撤去作業では、1人が土のう袋を広げてしゃがみ込み、別の一人がスコップで汚泥を土のう袋に入れなければなりませんが、この「土のう袋スタンド」を使えば1人でその作業ができるようになります。これからも被災地支援に全力をあげてまいります。