都議会本会議の一般質問に立ち、防災対策や被災地支援を取り上げました
6月13日、都議会本会議の一般質問に立ちました。質疑のいくつかを紹介します。
昨年の東日本大震災の時、東京ではターミナル駅を中心に大量の帰宅困難者が出ました。
そこで、一時滞在施設の場所、空き状況、列車の運行情報など、帰宅困難者が必要としている情報について、普及しているスマートフォン用の都独自のアプリを作成するよう提案しました。
都は、アプリを作成して都民が円滑に情報を得られる環境を整えると答弁しました。
昨年の大震災時、東京では都心に向かう車が集中して大渋滞を引き起こし、緊急車両の通行の妨げになりました。
質問で、ITS(インテリジェント・トランスポート・システム)を活用し、震災時の道路の被害状況、沿道の建物倒壊や火災、交通規制などの情報を地図に一元化してスマートフォンやカーナビで提供すれば、ドライバーの避難・誘導や混雑緩和に役立つと提案しました。
都は、官民連携してスマートフォン等を活用した情報提供の仕組みの構築を推進し、来年10月に東京で開催されるITS世界会議で紹介する考えを示しました。
東日本大震災で津波の被害を受けた福島県いわき市にある県立の環境水族館「アクアマリンふくしま」への復興支援を都に求めました。
都は友好提携を結んでいる都立葛西臨海水族園で、来園者にアクアマリンふくしまの魅力を伝える取り組みを進める考えを示しました。
その一環として、6月30日と7月1日の2日間、アクアマリンふくしまの「移動水族館」を受け入れ、葛西臨海水族園で展示します。
視覚障がい者への選挙権行使の支援として、選挙公報の「音声コード付き拡大文字版」の導入を都選管に求めました。
答弁で都選管は、音声コード読み取り機能が付いた汎用携帯電話が普及し始めていることを踏まえ、導入に向けた検討を始める考えを表明しました。