都内で風しんが流行しているなか、中野区は、風しんにかかったことがなく予防接種歴のない、妊娠前の十九歳以上の女性と、妊娠中の妻を持つ夫を対象に、予防ワクチン接種を実施することになりました。
都議会公明党の提唱で東京都がワクチン接種を実施する区市町村に対して経費補助を決定したことを受け、高倉良生と公明党中野区議団が3月15日、田中大輔・中野区長に要請したことによるものです。
今回の風しんの流行は、過去に定期予防接種の機会がなかった世代を含む30歳代から40歳代の男性を中心に広がっており、今年2月以降、患者報告数が急増しています。
風しんの流行が拡大することにより、先天性風しん症候群の発生が危惧されています。風しんに免疫性のない女性が、妊娠中(特に妊娠初期)に風しんに感染すると、胎児が難聴や先天性心疾患、白内障などの先天性疾患にかかる恐れがあります。この先天性風しん症候群を予防するためのワクチン接種です。