2013年3月26日火曜日

ユニバーサル就労に取り組む企業を訪問しました

障害者、引きこもりをはじめ、就労困難な方の雇用・就労に取り組む株式会社アイエスエフネットの特例子会社である「ハーモニー」(中野区)を訪問しました。

株式会社アイエスエフネットは、独自の経営理念のもと、ニート・フリーター、障がい者(同社では未来の夢を実現するメンバーとの意味を込め、FDM=Future Dream Memberと呼んでいます)、引きこもり、手帳のない軽度な障がい者、性同一性障がいなど、幅広い方々のユニバーサル就労に取り組んでいます。

この日の訪問では、同社が川崎市と連携して進めようとしている生活保護受給者の就労について説明をいただき、意見交換しました。また、「ハーモニー」で働く方々の仕事ぶりを拝見させていただきながら、楽しい対話をしてきました。

スウェーデンには「サムハル」という国営企業があり、2万人を超える労働者の9割以上が障がい者です。年間1千億円以上の売り上げがあると聞いています。アイエスエフネットの取り組みは、「サムハル」のような企業の日本におけるモデルとも言えると思います。

普通の労働条件のもとではなかなか働くことが難しいものの、働く能力があり、労働時間を短くしたり、仕事の負担を軽くしたりして就労することを「中間就労」と呼んでいます。一般の就労にも結びつける方向性を持つ「中間就労」に取り組む同社の今後に期待しています。