2015年7月11日土曜日

広島市を訪問し、土砂災害の復旧・復興状況について意見交換しました

高倉良生は7月8日、都議会総務委員会の一員として広島市を訪れ、昨年8月に発生した土砂災害の現場を見て回るとともに、復旧・復興状況について関係者と意見交換しました。

昨年8月20日、広島市を襲った集中豪雨は最大時間雨量121ミリにも及び、土石流やがけ崩れにより同市安佐北区・安佐南区で死者74人、負傷者45人という甚大な被害が発生、建物被害も4千749棟に及びました。

国や県の協力も得て総力をあげて復旧・復興に取り組んできた広島市は、今年3月に「復興まちづくりビジョン」を策定、安全安心に暮らせるまちの実現に引き続き全力をあげています。

高倉良生らは市の担当職員から被害状況などの説明を聴取したあと、最も大きな被害が発生した安佐南区八木地区の現場を訪れ、復旧状況をつぶさに見て回りました。現場には土石流の爪あとが生々しく残り、被災の甚大さを物語っていました。

広島市は、危険個所に砂防堰堤や治山堰堤の整備(国・県の施策として推進)をはじめ、避難路の整備、雨水排水施設の整備、住宅の再建支援を進めるとともに、土砂災害警戒区域などの指定を進めるとしています。

高倉良生らはこのほか、災害ボランティアの皆さんの活動状況や、今後の活動環境の整備に向けた課題などについて、同市市民局と活発な意見交換を行いました。

都内にも各所に急傾斜地が存在し、集中豪雨時にはがけ崩れなどの発生が懸念されます。広島市の対応に学び、都内で今後想定される災害への万全の備えに取り組んでいきたいと思います。