2013年8月14日水曜日

写真展「戦争と子どもたち」の開会式に参加しました

東京・中野区の野方WIZ・ギャラリー室で開催された写真展「戦争と子ども」の開会式に参加しました。

満蒙開拓団に関する資料を展示する同写真展は18日まで。17日(土)午前10時~正午には、2人の語り部による懇談会も開催されます。

開会式では、同写真展を主催したメンバーを代表して小林惣太郎さんが挨拶しました。小林さんは開拓団に参加した人が最も多かった長野県に今年4月、「満蒙開拓平和記念館」(長野県下伊那郡阿智村)が開設され、7月までの3カ月間に予想を超える1万人が来館した状況を報告しました。

さらに小林さんは、戦争の犠牲者は女性や子どもが多いことを指摘した上で、戦争の悲惨さを風化させ、忘れることがあってはならない、として、満蒙開拓団に関する歴史的な事実を多くの人に知ってほしいことを訴えました。また、写真展を準備する中で、自分が知らないことがまだまだたくさんあったことを知ったと述べました。

開会式には、「満蒙開拓平和記念館」のある長野県などで活動する公明党の漆原良夫・国対委員長(衆院議員)も出席し、写真展の開催や記念館の開設に尽力してきた関係者に敬意を表するとともに、戦争につながる動きについては阻止していくとの決意を述べました。

高倉良生もこうした写真展をより多くの人が見ていくことの重要性を訴えました。

会場のギャラリー室には、「中国や朝鮮から帰国した人たち」「開拓団は天国だったのか?」など満蒙開拓団の実情、戦中・戦後に塗炭の苦しみにあえいだ人々の様子、さらには2011年に元開拓団のあった村を訪ねた時の写真、満蒙開拓平和記念館の様子等々、さまざまなテーマに沿った写真資料141点が展示されています。