
東日本大震災で被災した「まどか」の新施設は、大きな打撃を受けた被災地の障がい者施設の復興大号として昨年6月に完成しました。昨年8月には、施設の中にパン工房を備えた喫茶室「カフェブラン」がオープンし、地域の方々にも好評です。

ざまな手作り作品を開発しています。美肌用品は、各地のホテルや旅館で活用されています。
喫茶室「カフェブラン」では障がい者の皆さんもパンづくりや接客などの仕事に従事しています。外の光をたくさん取り入れることのできる開放的なガラスの壁に取り囲まれたスペースには、近所の人や、隣の特養入所者、幼稚園の先生方などが訪れているそうです。
8月28日にはNPOの方々によるコンサートイベントも開催される予定で、イベント会場となる部屋には中野区民からの寄付も活用して導入した新しい音響設備が初めて使われます。施設利用者、そのご家族、近隣の方々が楽しみにしているとのことでした。
毛利理事長は「各地の施設とまどかがつながりを持ち、災害時には相互の助け合う協定などを結んでいきたい」と語っていました。

しかし、震災直後ということもあり、せっかく作った「福幸だるま」の販路が見つかりませんでした。中野区内の高齢者施設の入所者の方々が激励のためにつくった貼り絵の大きなこいのぼりを中野と仙台の公明党議員の連携プレーで「まどか」に送ったことをきっかけに私たちと「まどか」の交流が始まりました。
震災の年の7月から中野区役所で「福幸だるま」の販売が始まりました。それがマスコミで次々に取り上げられ、大きな反響を呼びました。当時の「まどか」の中村正利施設長は「中野での販売が施設復興への起死回生の支援になりました」と語っています。
そして「まどか」は昨年6月、新たな装いのもと太白区内に復興施設を完成させました。
これからも応援を続けていきます。