大都市のすぐ近くに素晴らしい自然を残している観光地として、フランスのミシュラン三ツ星に指定された高尾山(東京都八王子市 標高599メートル)。その山頂に増設された登山者用トイレを見るため、都議会公明党の東村邦浩、上野和彦議員とともに高尾山に登ってきました。
高尾山を訪れる観光客・登山客は、ミシュラン三ツ星観光地の指定を受けてからは最近の山ガールブームとも重なり、年間280万人とも言われています。世界一の登山者数です。
高尾山の山頂にはこれまで32基のトイレがありました。通常期の週末には30分~1時間待ちの長い列ができ、登山のピーク時期には仮設トイレを設置しても、なお同様の待ち時間が常態化し、慢性的なトイレ不足が続いていました。
高倉良生は平成21年12月9日の都議会本会議一般質問で高尾山山頂のトイレの増設を訴え、都が増設の方針を明らかにしていました。
新しいトイレが設置されたのは、山頂直下の登山道沿い【写真】と山頂ビジターセンター横の2カ所。これまでの3倍規模の89基にまで大幅増設されました(今年5月30日までに完成)。
トイレは主に木を使った構造となっており、木の香りがすばらしいです。リュックサックや子ども連れを考慮し、通常よりも広い個室になっているのが特徴です。リュックの着脱がトイレ内で容易になったため、利用者の回転率が向上し、待ち時間削減につながっています。
山頂のビジターセンターの施設改修も課題です。今後、取り組みを都に求めていきたいと思います。