情報インフラ整備のモデルとして東京都が取り組むこの計画では、国際規格の「ICタグ」を街の中のさまざまな場所に設置。それにスマートフォンをタッチすると、地域の情報や道案内、観光ガイド、障がい者支援、災害時の誘導など多様なサービスにつながります。
この日の視察では「ココシル銀座」というスマートフォンアプリ(AndroidやiPhoneに対応)を使いました。銀座ならではの店舗・イベント・ニュースなど1万件以上の情報が提供されます。日本語のほか、英語、中国語、韓国語に対応しています。
お店の前に張ってある店舗タグにスマートフォンをタッチすると、お店に関する新着情報が音声とともに流れてきます。街中にある気になる建物にスマートフォンのカメラを向けると、それに関する情報が得られます。テーマに関連するスポットを巡るツアーもガイドしてくれます。
災害時に必要な情報を得るために、都の防災マップにもつながり、周辺の避難場所や帰宅困難者のためのステーションなどが分かります。
銀座エリアでの実験はスタートして8年目になります。その間の携帯端末やネット環境の進化のスピードはすさまじいだけに、時代を先取りするさらなる取り組みが求められています。
地下街でも目的地まで案内してくれます
街中にある「ICタグ」。ここにスマートフォンをタッチします
山野楽器前に張られている「店舗タグ」にタッチして情報収集
東京都防災マップから周辺の防災情報が得られます