東京港にはレインボーブリッジがあり、その高さが海面から52メートルほどしかないため、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」のような海面からの高さが63メートルある大型客船は、レインボーブリッジをくぐって、より都心に近いところに着岸することができません。
そのため、寄港にはブリッジの外側にある施設を使うしかありませんが、貨物積み下ろしのためのふ頭を大型客船のために臨時に使用しているのが現状です。都議会公明党は、大型客船の寄港を増やし、東京を訪れる観光客が増加するよう、大型客船用ふ頭の整備を提案しています。
寄港した「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は排水量13万8千トン、全長310メートル。今回のクルーズは、中国の天津を出発し、日本の富山・室蘭・東京・長崎を回り、韓国を経て天津に戻るものです。約3000名のクルーズ客が乗船しています。
巨大な船内にはさまざまな施設がもうけられており、思い思いの海の旅が楽しめるようになっています。来年春には東京発着のクルーズも予定されていますが、料金は6.98万円~とリーズナブルな価格でも楽しめるようになっています。
ビルのように巨大なクルーズ客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」
全長120メートルのロイヤル・プロムナード。カフェ、免税店、ショップなどがある大通り。
1300名収容できるシアター。
屋上にはプールやジャグジーが。
乗客が食事するメインダイニング。
氷上のショーが楽しめるアイススケートリング。