2012年12月25日火曜日

ふくしま大交流フェアに行ってきました


被災地・福島の復旧・復興を応援するイベント「ふくしま大交流フェア」が24日、東京国際フォーラムで開催され、私も行ってきました。

これには福島を中心として約80の団体が出展し、地元の特産品の即売のほか、郷土料理・B級グルメの販売などが行われました。

会場には特設ステージが設けられ、来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主役・綾瀬はるかさんらが出演し、会津を舞台とするドラマをPRしました。

今回のイベントは「ふくしま⇔東京キャンペーン」の一環として開催されたものです。同キャンペーンについては都議会本会議で取り上げ、推進してきました。

2012年12月18日火曜日

被災地の視覚・聴覚障がい者を招いてのバリアフリー映画上映会


宮城県仙台市の「MOVIX仙台」で本日午後、視覚・聴覚障がい者のための音声ガイド・字幕付きバリアフリー映画上映会が開催され、私も同僚議員とともに参加してきました。

これには村井嘉浩・宮城県知事も出席しました。挨拶した村井知事は、東日本大震災を踏まえ、障がい者への「情報保障」の重要性を強調しながら、この日の上映会開催を祝しました。

入場受付では、用意されたFMラジオが配布されました。このラジオを通じ、セリフとともに画面の情景を語るガイド音声を聴くことができ、視覚障がい者も映画を楽しむことができます。

聴覚障がい者の方々のためには、映画のセリフに字幕が付きます(日本語セリフに日本語字幕)。必要に応じて場面の音も表示されます。字幕は高齢者にもやさしいサポートになります。

上映されたのは12月22日から全国ロードショー予定の「大奥」です。テレビで人気の番組を映画にしたものです。

民間企業の住友商事が中心になって実施したイベントですが、宮城県と東京都が後援し、宮城県内の障がい者の方々のほか、仮設住宅の住民の方々もご招待しました。

上映後、仙台市内から参加したという視覚障がい者の方と懇談しましたが、「大変よい取り組みです。映画を心から楽しむことができました」と語っていました。

宮城県議会公明党の石橋県議や仙台市議会公明党のメンバーも参加しました。都議会公明党が今年9月の都議会代表質問において被災地支援事業として実施を提案し、石橋県議や仙台市議会のメンバーとのネットワークを生かして推進してきました。


2012年12月12日水曜日

被災地の障がい者のため「バリアフリー映画」を上映へ


12月18日午後2時から宮城県仙台市で視覚・聴覚障がい者の方々をご招待してのバリアフリー映画上映会が開催されます。

上映会場(映画館)は、仙台市内の「MOVIX仙台」(JR長町駅前のザ・モール仙台長町Part2」内)です。

上映されるのは「大奥」(~永遠~ 右衛門佐・綱吉篇)です。この映画は12月22日から全国ロードショーされる作品です。堺雅人さんや菅野美穂さんら多彩な顔ぶれが出演しています。

バリアフリー映画は、視覚障がい者や聴覚障がい者も映画を楽しめるよう音声ガイドや日本語字幕をつけた映画です。私は微力ながら、このバリアフリー映画の普及に取り組んできています。今回は仮設住宅にお住まいの方々もお招きするようです。

今回の上映は、今年9月の都議会本会議で私たち都議会公明党が被災した障がい者の方々をはじめ、被災地支援の一環として提案していたものです。社会貢献活動を進める住友商事さんの尽力を得て、東京都と宮城県が後援しています。

2012年11月22日木曜日

高倉良生は11月22日、都議会・防災都市づくり推進議員連盟の一員として、木造住宅密集地域の不燃化を先行実施地区として進めることになる豊島区東池袋4・5丁目を視察しました。

木造住宅が密集する同地区では、防災対策として「沿道まちづくり」事業が進められています。都は木造住宅密集地域の不燃化を促進するため10年プロジェクトを推進することにしており、今年8月23区内で先行して事業を実施するモデル地区を12地域選定しました。視察した東池袋4・5丁目地区のその一つです。

隣接する「造幣局」のところから、徒歩で同地区を見て歩きました。自動車が入ることができないような狭い道が続いており、道路と道路が交差する地点に防災広場として豊島区独自の「辻広場」と呼ばれるスペースが確保されているのが目を引きました【写真は辻広場の一つ】。

同地区の中を都電荒川線が走っていますが、線路沿いに道路・補助第81号線を設置するため、用地の確保が進められていました。また、既に木造住宅の建て替えが行われ、道路が拡幅された一画もありました。視察には、高野之夫・豊島区長が同行してくれました。

この日の視察では、災害時の火災延焼遮断帯の形成や、消防活動困難地域の解消をめざして20年がかりで整備された荒川区の都市計画道路補助第306号線の視察も行いました。

年末から年度末にかけ中小企業支援・雇用対策に万全を


 都議会公明党は22日、知事職務代行の猪瀬直樹・副知事に対し、年末から年度末にかけての中小企業支援・雇用対策に万全を期すよう申し入れをしました。

 都はこれまで、都議会公明党の提案を受け、さまざまな中小企業支援・雇用対策を講じてきていますが、長引く円高やデフレ、東京電力の電気料金値上げ、国のセーフティネット保証の業種絞り込みなどから、中小企業者や都民から窮迫した声が寄せられています。

 この日の申し入れの中で、都議会公明党は、年末から年度末の3月にかけて中小企業者や都民が安心して生活できるよう3点の対策を強く要望しました。

1.中小企業の資金繰りに万全を期すため、年末から年度末にかけて制度融資による適切な対応を図ること
2.厳しい経済状況に直面する中小企業に対して、年末に経営相談や金融相談に対応する態勢を確保すること
3.雇用の場の確保や、解雇・雇い止め・退職等の問題などを抱える都民に対し、年末に向けて不安を解消するための適切な相談態勢を整備すること

2012年11月5日月曜日

内堀・福島県副知事が都議会公明党を表敬訪問

福島県の内堀雅雄・副知事がきょう午後、都議会公明党を訪れました。
内堀副知事は、都議会公明党の提案で福島県を対象に実施中の都の「被災地応援ツアー」について「支援の中で一番ありがたい」と述べました。
さらに「被災地応援ツアーで、苦しんでいる観光など福島県の産業を後押ししていただいた。はっきりと目に見える支援であり、何よりも笑顔が見える支援になっている」と述べ、来年度も継続して実施してほしいと要望しました。
私は今月2日の都議会・各会計決算特別委員会で、被災地応援ツアーの来年度継続実施を強く求めたところです。いまだに風評被害に苦しむ福島県のため、ぜひ来年度の応援ツアー継続を実現したいと思います。

2020年オリンピック・パラリンピック東京招致をPR

 JR中野駅前で11月4日、2020年オリンピック・パラリンピック東京招致イベントが開かれ、招致活動を推進する東京都の関係者として参加しました。
 この日の式典では、今年のロンドンオリンピックでも金メダルを獲得した伊調馨選手(女子レスリング)が出席し、質問に応える形で、練習の状況や今後の抱負などについて語りました。
 オリンピアン・パラリンピアンの皆さんには、東京招致に向けて、さまざまな応援をしていただいています。心から感謝します。
 ロンドンオリンピックのあと、銀座でメダリストの皆さんの凱旋パレードが行われ、50万人もの人たちが祝福しました。2020年の東京招致につながっていけばと思っています。
 式典後、JR中野駅北口で、道行く方々に招致活動をPRし、御協力を呼びかけました。隣にいるのは甲田ゆり子・公明党中野区議さんです。反響は大きかったです。

2012年11月3日土曜日

中野区の東中野地域での防災訓練に参加し、バケツリレーを体験しました

高倉良生は11月3日午前、中野区の旧・東中野小学校校庭で開催された東中野地域防災訓練に参加しました。参加者が2組に分かれて競争する形で行われた消防バケツリレーの列にも加わり、バケツ、鍋、ボウルなど家庭にあるさまざまなものに水をくみ、手渡ししていきました。けっこう長い時間続いたため、やや疲れましたが、いい体験でした。

各会計決算特別委員会で平成23年度の東京都決算について質疑しました

 東京都の平成23年度各会計決算を審議する都議会・各会計決算特別委員会が11月2日開かれ、公明党を代表して高倉良生が質問に立ちました。

 平成23年度に都は、3.11東日本大震災の被災地支援に向けた緊急対策を策定し、総力を投入して支援に取り組みました。この日の質問では、被災地支援の成果を質問しました。

 都議会公明党が提案して実施された事業の中に、昨年9月スタートした「被災地支援ツアー」があります。大きな打撃を受けた被災地の地域経済の復興に向け、観光振興の面から都が取り組んだ独自の事業です。多くの都民等に被災地に行っていただこうと、旅行費用として1泊3000円を補助するもので、都は平成23年度に5万泊分の予算を組みました。

 「被災地応援ツアー」の反響は大きく、5万泊分は完売しました。このツアーを利用して被災地を旅行した都民が、宿泊し、食事し、そして特産物も購入したと思います。大変波及効果のあった支援策であったことを質疑で明らかにしました。

 都議会公明党の主張に沿って都は平成24年度には福島県を対象として「被災地応援ツアー」を継続実施しています。質疑の中で高倉良生は、福島県では風評被害でいまだに観光をはじめ地域産業が大きな打撃を受け続けていることを強調し、来年度も「被災地応援ツアー」を継続して福島県を支援していくよう強く訴えました。

 被災地支援については、このほか、被災地への都の教員派遣、東京への避難者への就職支援、芸術・文化活動やスポーツ交流を通じての「心の支援」の成果について、都の見解をただしました。

2012年10月16日火曜日

自動車税のクレジットカード収納、都庁舎トイレへの音声誘導装置などで質疑(都議会財政委員会)

きょうは都議会の財政委員会が午後1時から夜7時半ごろまで開かれ、質疑に立ちました。
都・主税局への質疑では、私が提案し昨年度から実施されている自動車税のクレジットカード収納の効果を問いました。答弁によると、クレジットカード収納を導入したことで自動車税の納期内納付が2.6ポイント上昇。結果として、自動車税総体の徴収率は過去最高の98.3%になりました。

さらに、都庁舎のバリアフリー対策について質問しました。
私は、平成20年の都議会第3回定例会の本会議一般質問で、視覚障がい者のために、都庁舎など公共施設のトイレに音声誘導装置を設置するよう提案していましたが、質疑で都庁舎への設置状況をただしました。
都・財務局は、平成21年度から現在までに都民の利用が多い都庁舎内の12か所のトイレに音声誘導装置を設置した、と答弁しました。
音声誘導装置が設置されたトイレ12か所は、第1本庁舎4か所(1階の北側と南側に各1か所、5階の大会議場に2か所)、第2本庁舎2か所(1階の北側と南側)、都議会議事堂6か所(地下1階に4か所、1階の中央に2か所)です。

2012年10月13日土曜日

中野にねぶたがやって来ました。東北復興大祭典開催。

中野区に青森の「ねぶた」が初めてやって来ました。

東京青森県人会や中野区などが主催して、中野サンプラザ前を中心に開催された「東北復興大祭典」です。青森はじめ東北各地の物産の即売や、東北のB級グルメの販売も行われています。

今回のイベントの目玉は、青森市から中野区に寄贈された本物の「ねぶた」です。中野サンプラザ前広場に展示されました。昨年の「東北六魂祭」で実際に運行した「ねぶた」です。

午前11時前から始まった開会式では、青森はじめ東北各地から来ていただいた行政・議会・各団体の代表者が次々に挨拶。特に昨年の大震災の被災地の方々からは、中野区の支援に感謝の声が寄せられました。また、特別ゲストとして女優の久本雅美さんも挨拶しました。

太鼓や笛の音に合わせて、はねとが踊る「ねぶた囃子」も披露され、好天のもと、にぎやかな行事になりました。こうしたイベントはぜひ、来年以降も続くことを願っています。次は、実際に「ねぶた」を運行して、周囲で区民が踊れるようになると、すばらしいと思います。


2012年9月13日木曜日

東京都の「不妊・不育ホットライン」が9月18日からスタートします

 妊娠をしても流産や死産などを繰り返す「不育症」に対し、東京都は9月18日から「不妊・不育ホットライン」(03-3235-7455)をスタートさせ、「不育症」に対する正確な情報提供や精神的なサポートを進めていくことになりました。
 ホットラインの実施日時は、毎週火曜日の午前10時~午後4時(休日や年末年始はお休み)です。専門の研修を受けたピアカウンセラーや医師などが相談に応じます。従来、東京都が実施していた「不妊ホットライン」を拡充するものです。
 厚生労働省研究班の調査によると、2~5%の女性が「不育症」に悩んでいると言われ、国内に140万人もの患者がいるといわれています。治療によって約8割の人が出産可能になることが分かっており、具体的な支援が必要となっています。また、治療は医療保険以外の自費治療のケースも多く、治療費の負担軽減も課題になっています。
 高倉良生は昨年10月26日の都議会各会計決算特別委員会で「不育症」への対応を取り上げ、都は電話相談などを通じ「不育症」で悩む女性へのサポートを推進すると答弁していました。

2012年9月7日金曜日

都内の各種団体から来年度予算への要望を受けました

私たち都議会公明党が、都内の各団体の皆さんから来年度の東京都予算に関する要望をお聞きするヒアリングが今日からスタートしました。私が加わるグループでは、福祉団体や高齢者団体はじめ、たくさんの団体から要望を受けました。いずれも重要な要望ばかりです。東京都の来年度予算にしっかりと反映されるようこれから取り組んでいきたいと思います。

2012年8月29日水曜日

木造住宅密集地域の不燃化推進へ、応募のあった12地区すべてを先行実施地区に。

首都直下地震が発生したとき、火災の延焼が心配される都内の「木造住宅密集地域」。東京都は、燃えにくいまちづくりをめざす不燃化10年プロジェクトを推進するため、先行的に事業を実施する地区を募集したところ、中野区など都内11区から12地区の応募がありました。当初、この中から3地区程度を先行地区として選定する予定でしたが、対策の緊急性から都議会公明党は12地区すべてを選定するよう都知事宛て申し入れました。

2012年8月9日木曜日

復興した障がい者施設「まどか」(仙台市)を訪問しました

8月8日、宮城県仙台市太白区に再建された障がい者就労支援施設「まどか」を訪問し、中村施設長や利用者の皆さんと懇談してまいりました。

この施設は以前、仙台市若林区荒浜にあり、「まどか荒浜」と呼ばれていました。昨年の東日本大震災の巨大津波の直撃を受け、壊滅しました。幸い入所者の皆さんは無事で、その後、間借りした別な場所で、まゆ玉を材料にしたかわいい「福幸だるま」づくりに励んでいました。

中野区内の介護施設入所者から昨年、被災地激励の「こいのぼり」の作品を届けたいとの要望が公明党中野区議に寄せられました。そのお話を区議さんから聞き、友人の鎌田城行・仙台市議に相談したところ、紹介されたのが「まどか荒浜」との出会いでした。

公明党中野区議の皆さんが昨年、この間借り施設を訪問しました。障がい者の皆さんは、小さなまゆ玉を材料として、「福幸だるま」というかわいい手作りの作品を作っていました。この作品の販路拡大を応援しようと、公明党中野区議団の梁川妙子議員は昨年の第2回定例会で中野区役所・福祉売店での販売を提案しました。

この質問をきっかけに福祉売店での販売がおこなわれることになり、これは公明新聞や一般紙各紙で大きく取り上げられ、反響を呼びました。中村施設長からは「起死回生の応援になりました」との感謝の声が寄せられました。

私も昨年7月、「まどか荒浜」の間借り施設を訪問し、「福幸だるま」の制作に汗を流す施設利用者の皆さんや中村施設長と懇談してきました。

「まどか荒浜」はこの7月、「まどか」と名称を変え、仙台市太白区の市営住宅跡地に見事に明るい新施設として復興を遂げました。今回の訪問で、中村施設長から「実は東京の真ん中の中野区役所で、福幸だるまを販売していただいたことが、まどかの活動に対する国などの評価を大きく高めることになり、そのことによって震災後15カ月足らずで施設の復興が可能になりました」とのお話がありました。

中野区役所・福祉売店での「福幸だるま」の販売という小さな応援が、施設復興に向けた最大の支援になりました。東日本大震災の被災地支援は、復興した姿を見届けるまで続けていく必要があります。今後も応援を続けていきます。

2012年7月23日月曜日

豊洲新市場予定地での土壌汚染対策の状況を調査しました

東京都が平成26年度開場を目指す豊洲新市場の予定地で、現在進められている土壌汚染対策の状況を調査しました。予定地では、6月に完成した仮設土壌処理プラントで、汚染土壌の微生物処理・洗浄処理・中温加熱処理が進められており、その説明を受けながら各プラントの処理工程を見て回りました。

豊洲新市場の予定地では、かつて石炭から都市ガスの製造がおこなわれていました。その過程で副産物として生成されたベンゼン・シアン化合物・ヒ素など7つの物質による土壌・地下水の汚染が確認されています。

この汚染対策について東京都は、専門家による対策の検討や工法などの検討を踏まえ、新市場の安全・安心を確保するため、法令で求められる水準を上回る対策を講じることにしました。

土壌汚染対策については、かつてのガス工場操業時の地盤面より2メートル下までの土はきれいなものに入れ替える、その上に厚さ2.5メートルのきれいな土を盛る、操業地盤面下2メートルより下の土壌汚染物質を取り除く…などを進めます。このほか、地下水汚染、液状化対策も行われます。

都は今年度中に土壌汚染対策工事を完了し、平成26年中の豊洲新市場の開場をめざしています。

2012年7月12日木曜日

ミシュランの三ツ星観光地・高尾山の山頂に大幅増設されたトイレを見に行ってきました

大都市のすぐ近くに素晴らしい自然を残している観光地として、フランスのミシュラン三ツ星に指定された高尾山(東京都八王子市 標高599メートル)。その山頂に増設された登山者用トイレを見るため、都議会公明党の東村邦浩、上野和彦議員とともに高尾山に登ってきました。

高尾山を訪れる観光客・登山客は、ミシュラン三ツ星観光地の指定を受けてからは最近の山ガールブームとも重なり、年間280万人とも言われています。世界一の登山者数です。

高尾山の山頂にはこれまで32基のトイレがありました。通常期の週末には30分~1時間待ちの長い列ができ、登山のピーク時期には仮設トイレを設置しても、なお同様の待ち時間が常態化し、慢性的なトイレ不足が続いていました。

高倉良生は平成21年12月9日の都議会本会議一般質問で高尾山山頂のトイレの増設を訴え、都が増設の方針を明らかにしていました。

新しいトイレが設置されたのは、山頂直下の登山道沿い【写真】と山頂ビジターセンター横の2カ所。これまでの3倍規模の89基にまで大幅増設されました(今年5月30日までに完成)。

トイレは主に木を使った構造となっており、木の香りがすばらしいです。リュックサックや子ども連れを考慮し、通常よりも広い個室になっているのが特徴です。リュックの着脱がトイレ内で容易になったため、利用者の回転率が向上し、待ち時間削減につながっています。

山頂のビジターセンターの施設改修も課題です。今後、取り組みを都に求めていきたいと思います。

2012年7月10日火曜日

葛西臨海水族園の脱走ペンギンの愛称が「さざなみ」に決まりました


「さざなみ」。東京都江戸川区にある都立葛西臨海水族園から逃げ出し、82日間の逃亡生活の末、保護された「脱走ペンギン」の愛称が決まりました。私が6月の都議会本会議で名前をつけるよう提案していたものです。

愛称の応募総数は6433通。愛称になった「さざなみ」の提案は43通でした。同水族園の飼育関係者などでつくる愛称選定委員会が検討し決めました。

このペンギンが「337番」という番号で呼ばれていたことにちなんだ語呂合わせの意味もありますが、波穏やかな東京湾を連想させることや、寄せては返す波のように水族園に帰ってきたとの応募理由も考慮したそうです。

7月14日(土)午前10時から同水族園で命名式が行われます。「さざなみ」に応募した中から5人を選んで記念品が手渡され、その命名者による給餌も行われます。また、開園の9時30分から先着500人に命名記念ポストカードがプレゼントされます。

2012年7月8日日曜日

都立「府中療育センター」で開催された第40回家族会総会に出席しました

きょうは東京・府中市にある都立「府中療育センター」で開催された家族会の第40回定期総会に来賓として出席しました。府中療育センターは重症心身障がい児(者)の療育施設です。家族会は施設利用者のご家族です。

同センターは、家族会が長年要望してきた全面改築の基本計画が昨年示され、平成29年をめざして改築が進んでいくことになります。

きょうの私の挨拶では、新施設では在宅の重症心身障がい者の方々の短期入所・通所事業にも積極的に取り組み、規範となるような施設にすること、超重症心身障がい者のために医師・看護師の専門性を高める取り組みを拡充することなど、家族会の皆さんの要望を全力で応援していくことをお約束しました。

2012年7月7日土曜日

中野区内で地域防災に関するセミナーが開催され、参加してきました

東京・中野区の上高田区民活動センターで開催された地域防災に関するセミナーに、公明党の甲田ゆり子区議とともに参加してきました。

セミナーでは、まず、消防団のメンバーから、消防団活動、消火器の使い方、消火栓から消火用水を取るスタンドパイプの使い方などが紹介されました。また、災害のときに自分の命をどう守るかについてのお話がありました。

甲田区議は、自らの議会質問などを通じて実現してきた中野区の防災対策について詳しく説明しました。

高倉良生からは、防災対策として東京都が進める帰宅困難者対策や木造密集住宅地の不燃化対策の内容についてお話をさせていただきました。

東京都は、水道局と東京消防庁が連携して、従来の消火栓のほかに、木密地域の行き止まり道路などにある「排水栓」を今後、スタンドパイプを使って消火に活用する取り組みを進めています。

高倉良生も消防団の方々から説明を受けながら、スタンドパイプの使い方、消火栓のふたの開け方、栓へのパイプのつなぎ方などを学びました。

JR秋葉原駅の構内で福島県の復旧・復興を応援する産直市が開催されます


福島県の復旧・復興を応援する「ふくしま⇔東京キャンペーン 福島産直市」が7月11(水)~13日(金)、東京のJR秋葉原駅で開催されます。鉄道事業者や金融機関などと都が協力して実施するイベントです。

6月13日の都議会本会議で福島支援について質問したことに対し、都がJR秋葉原駅をはじめとする駅構内での産地直売市を行うと答弁していたものです。

会場は秋葉原駅1階コンコースで、開催時間は午前11時~午後8時(最終日は午後7時まで)。物販ブースでは、福島県の旬の野菜や果物、会津喜多方ラーメンやゆべしなどの名産品、赤べこなどの民芸品を取りそろえて販売します。

また、7月25日(水)~8月21日(火)には、JR上野駅中央改札外グランドコンコースの地産品ショップ「のもの」でも、このキャンペーンの福島産直市が開催されます(物販は午前11時~午後10時。土休日のみ午前10時~午後9時)。

2012年7月1日日曜日

「アクアマリンふくしま」の移動水族館車が東京・葛西臨海水族園へ。親子連れで大人気でした。

福島県いわき市にある県立の環境水族館「アクアマリンふくしま」の移動水族館車「アクアラバン」が昨日と今日の2日間、都立葛西臨海水族園(江戸川区)にやってきました。

大型トラックの荷台扉が左右に大きく跳ね上がると、荷台に設置された水槽が姿を表します。水槽には、ヒトデ、ウニなどのほか、小さなサメの一種や、イセエビなどが。直接、水の中に手を入れて触ることができ、子どもたちは歓声をあげながら大喜びでした。初日だけで3300人が訪れ、福島の関係者も「これほどの人数は初めて」と驚いていました。


移動水族館車のそばには、「アクアマリンふくしま」を紹介したパネルが設置されたほか、福島県の特産物を直売するブースが並び、来園者の人気を博していました。
「アクアマリンふくしま」は昨年の東日本大震災で津波の被害を受け、飼育生物の9割が死んでしまいました。生き残ったトドやアザラシ、小型生物が、全国7か所の水族館や動物園に一時引き取られました。関係者の懸命な復旧によって、昨年7月に「アクアマリンふくしま」は再オープンし、各地に避難していた飼育動物たちも「ふるさと」へ帰りました。


高倉良生は東日本大震災の発災いらい、繰り返し被災地を訪ね、復旧・復興に向けた要望を聞いてまいりました。今年2月に改めて福島を訪問した際、「アクアマリンふくしま」の橋本幸洋・副館長から「東京から以前のようにたくさんの見学者に来てほしい」との要望を受けていました。


そして今年6月13日の都議会本会議で、被災地支援の一環として「アクアマリンふくしま」への継続した応援を強く求めていました。これに対し、都からは「アクアマリンふくしま」を都民に積極的にPRする取り組みとともに、移動水族館の東京での展示が明らかにされていました。


被災地支援はこれからも引き続き取り組んでいかねばなりません。被災地以外での記憶の風化も指摘されている今こそ、積極的な取り組みが必要です。その際、人の心を元気にする文化の側面からの支援も重要です。今回の移動水族館車の東京での展示をきっかけに、さらに文化面からの被災地支援を具体化していきたいと考えています。

都議会公明党の提案で実現した都の「被災地応援ツアー」。さらに実施規模の拡大を。

私の大好きな映画のひとつが「フラガール」です。斜陽の炭鉱を救うため、炭坑マンの娘たちがダンサーになろうと苦闘する感動の物語です。舞台はご存知の通り、福島の昔の常磐ハワイアンセンター。なんというか、非常にいい映画ですね。私も炭鉱の生まれなので、ものすごく親しみを感じます。

福島県は大震災・津波・原発事故・風評被害…といくつもの災害が重なりました。基幹産業のひとつである観光も大きな打撃を受けました。少しでも福島の応援を、と私たち都議会公明党が提案して実現したのが都の「被災地応援ツアー」です。

福島・宮城・岩手などの被災地を旅行する都民等に一泊3000円を補助する取り組みです。昨年度は5万泊を予算化し完売、大好評でした。平成24年度も特に福島に限り「応援ツアー」を継続するよう私たちが提案し、継続して実施されています。今年度は1泊3000円補助を2万泊分、ほかに日帰りも1500円補助を1万5000人分。

今年度も非常に好評であるため、6月の都議会本会議でさらに予算を追加するよう訴え、現在、都が検討しています。

フラガールの皆さんは震災後、各地を回り、支援を訴えてきました。多くの人が福島に行き、被災地が元気になるよう、ずう~っと、ずう~っと応援していきたいと思います。

2012年6月29日金曜日

東京しごとセンターHPがスマートフォン対応になります


都民の雇用・就業を支援するワンストップサービスセンターとして東京都は「東京しごとセンター」を設置しています。

そのホームページで中で、新卒者向けに事業紹介を行うサイト「TOKYO新卒就活プロジェクト」が、7月下旬からスマートフォンでも見やすい仕様になります。

画面と構成をスマートフォン向けに最適化し、スマートフォンでも分かりやすく、押しやすいメニューボタンから、ページ内に入っていけるようになります。

スマートフォンを使う人が増えていることを踏まえ、都議会経済・港湾委員会で私が提案していたものです。

2012年6月28日木曜日

日本のエネルギーのあり方を変える塗料「ガイナ」の力を見てきました


節電が大きな課題になっているなか、断熱・遮熱などに大きな効果のある塗料「ガイナ」を開発した企業「株式会社日進産業」(東京都板橋区)に行ってきました。

日進産業は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発したH-Ⅱロケット先端部に塗る断熱技術の民間転用先企業にも選ばれ、「ガイナ」にはその宇宙技術も生かされています。

建物の外側、あるいは内側に塗るだけで、大きな断熱・遮熱効果があるほか、結露対策にも力を発揮します。それを小さな実験装置で見せていただきました。

「ガイナ」を塗った鉄板と塗らない鉄板にそれぞれ熱光源を当てる実験では、塗った方は手を乗せてもぼうっと温かいだけ。もちろん、塗らないほうは熱くて手を乗せられません。

「ガイナ」を屋根に塗ったものと塗らないもの2つの小さな家の模型に、上から熱光源を当てて室内温度を図ると、「ガイナ」を塗ったほうが10度以上低くなっていました。

夏は太陽など外の熱を遮断し、冬は室内の暖かさを逃さない。「ガイナ」を塗った建物では電気料金を大幅に軽減することができるようです。ある自治体では「ガイナ」を塗ったあと、電気代が20~30%下がったそうです。

振動を吸収することから防音効果もあり、さらに「ガイナ」は静電気を帯びないため、汚れがつきにくくなります。マンションの部屋の天井に塗っただけで、揮発性化合物や浮遊粒子が少なくなったデータも見せてもらいました。

「ガイナ」は実際に、建物の屋根・外壁・内装のほか、大きな倉庫の屋根、輸出車両を運ぶ大型船の甲板、関空シャトルの列車の屋根…など、広く使われています。

災害時の避難場所や、仮設住宅などに使っても効果があるのではないかと思います。熱中症対策にも有効ではないでしょうか。

塗料ひとつでこれほど効果があるのかと驚きました。東京の中小企業の素晴らしい技術です。日本のエネルギーのあり方を大きく変える可能性を秘めている技術だと思います。

日進産業の取り組みは、6月17日のTBS番組「夢の扉+」でも紹介されていました。

2012年6月27日水曜日

中野区観光協会が設立されました。中野の魅力を全国へ世界へ発信しましょう!


中野区観光協会設立総会・祝賀会が、東京・中野区東中野の日本閣で開催され、私も参加してきました。

都内でも珍しい民間主導の観光協会です。設立に向けて私も陰ながら応援させていただきました。

祝賀会では乾杯のあと、中野のお笑い、アイドルが出演して盛り上がり、最後は沖縄の「エイサー」と地元「打越太鼓」の踊りと太鼓演奏でしめました。よかったです。

中野はアニメ、コスプレ、フィギュア、お笑い、などなど、いろいろな魅力がたくさんあります。

中野の魅力をぜひ全国へ世界へ発信していきたいですね。

2012年6月24日日曜日

帰宅困難者への情報提供に都がスマートフォン・アプリを作成します

昨年の東日本大震災の発災時、東京では大量の帰宅困難者が発生しましたが、東京都は、高倉良生の6月13日の本会議一般質問での提案を受け、帰宅困難者に一時滞在施設の開設状況や列車運行の状況などをスマートフォンを通じて提供するための独自の専用アプリケーションを作ることになりました。来年3月までに作成します。

このニュースが本日、NHKで流れました。ニュースの内容は以下で確認できます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120624/k10013066781000.html

高倉良生は6月13日の都議会本会議一般質問で、首都直下地震の新たな被害想定では500万人以上の帰宅困難者が発生するとされており、その対策として情報提供が重要と指摘しました。そして、最近、スマートフォンが普及している状況をあげ、帰宅困難者に一時滞在施設の場所や空き状況、備蓄のほか、列車運行の見通しなどを情報提供する都独自の専用アプリケーションを作成するよう求めていました。

これに対し、都は作成する考えを示していました。

2012年6月18日月曜日

新生児を低栄養・低体温から守れ! 重い脳障害に至る危険性の周知と予防への取り組みを


公明党中野区議団の梁川妙子幹事長から「本日のテレビ番組(TBSのNスタ)でカンガルーケアの問題点が取り上げられる」と聞き、私も番組を見ました。カンガルーケアの考え方から、出産直後、新生児を抱き母乳を与えるよう言われた母親が、しばらくして子どもが呼吸していないことに気づき、結果、後遺症として重い脳障害に子どもが侵されてしまったケースが番組で紹介されました。
こうした状況にある「患者・家族の会」(出産直後のカンガルーケア・完全母乳等により脳障害を受けた新生児を抱える患者・家族の会)の会合が6月2日、東京で開催されました。私も「患者・家族の会」の方々と懇談させていただきました。また「患者・家族の会」の方々は、このほど、厚労省にも提言書を提出しました。
東京での「患者・家族の会」で講演し、今回のテレビ番組にも出ていた福岡の産婦人科・麻酔科専門医の久保田史郎先生は、新生児の低栄養・低血糖・低体温を防止する方策を提唱して実践し、重い脳障害や発達障害に至る状況の予防や、新生児の突然死症候群の予防に取り組んでいます。
久保田先生の病院では、出産後、新生児を保育器に入れて低体温になるのを防ぎ、さらに、糖水や人工乳を新生児に補給して低栄養状態になることを防いでいます。母乳を否定しているのではなく、すぐに母乳が出ない母親もいることから、そのような対応をしています。新生児は黄だんになることが普通だと言われていますが、久保田先生の病院の新生児は黄だんの症状が出ません。
久保田先生は、新生児の低栄養・低血糖状態が脳に与える影響と、近年急増している発達障害の相関についても指摘しています。また一方で、着せ過ぎよる子どもの体温上昇に、死に至る危険性が潜んでいることも指摘しており、このことを母子健康手帳に書き込むべきと主張しています。
私は福岡の久保田先生の病院を2回訪れるなど、さまざまな機会を通じてお話を伺ってきました。そして、平成21年12月の都議会本会議で「低血糖症」問題の関連質問として取り上げました。以下、質問です。
「福岡に久保田史郎先生という産科、麻酔科の専門医がいます。出生直後の赤ちゃんが低体温、低血糖に陥る危険性を指摘し、病院開業以来すべての出産データを記録し、周産期医療での予防医療に力を注いでいます。
具体的には、新生児の低血糖、極度の体重減少、重症黄疸などは、摂取カロリーが基礎代謝量に満たない低栄養が原因と指摘し、低体温になることを保育器で防ぐとともに、出生直後から糖水や人工乳などで栄養を補い、低血糖を防いでいます。
同医師は、新生児の低血糖症が怖い理由は、大人と違い、けいれんなどの症状がなく、見えないところで低血糖が静かに進行し、脳神経細胞の発育に障害を与えるからであると、保育管理の重要性を訴えています。さらに、妊産婦の生活習慣を整えること、例えば、運動不足を補う水中散歩や食生活改善も強調しています。周産期医療の中に低血糖予防の視点を取り入れることは大変重要と考えますが、見解を求めます」。


この時は、都側から具体的な取り組みを進める答弁はありませんでしたが、取り上げたことは間違いではなかったと考えています。
 

2012年6月15日金曜日

「脱走ペンギン」にかわいい愛称をつけて下さい

東京・江戸川区の都立葛西臨海水族園から3月に逃げ出し、東京湾内での82日間の逃走生活後に保護されたフンボルトペンギンの幼鳥の愛称募集が、今日から始まりました。6月13日の都議会本会議・一般質問で私が「名前をつけて水族園の人気者になってもらっては」と提案していたものです。


ペンギンは5月24日に同水族園職員の手で保護され、6月7日から他のペンギンとともに公開されています。このペンギンは園内では「337番」という番号で呼ばれているため、来園者から名前をつけてほしい、との要望がたくさん寄せられていました。

応募できるのは本日6月15日から7月1日の間に葛西臨海水族園に来園した人です。同水族園の本館2階ギフトショップ前に応募箱が設置され、備え付けの用紙に記入して応募します。同水族園では「おかえりなさい、との気持ちを込め、多くの人に好かれる名前を考えて下さい」と話しています。

また、本館1階レストラン横では、ペンギンの脱出から保護までの経緯や、他のペンギンとの見分け方などをパネルで紹介します(6月18日~7月22日)。


(注)フンボルトペンギン
ペンギン目、ペンギン科の動物。体長約60~70cm。ペルーからチリまでの太平洋沿岸に生息。コロニー(集団繁殖地)を作り、岩の隙間や海鳥類の糞が長年にわたって堆積してできた地層(グアノ)などに穴を掘って巣穴にし、生活します。野生での生息数は減少し、絶滅が危惧され、ワシントン条約で国際的に商業取引が規制されています。

2012年6月14日木曜日

都議会本会議の一般質問に立ち、防災対策や被災地支援を取り上げました

6月13日、都議会本会議の一般質問に立ちました。質疑のいくつかを紹介します。


昨年の東日本大震災の時、東京ではターミナル駅を中心に大量の帰宅困難者が出ました。
そこで、一時滞在施設の場所、空き状況、列車の運行情報など、帰宅困難者が必要としている情報について、普及しているスマートフォン用の都独自のアプリを作成するよう提案しました。
都は、アプリを作成して都民が円滑に情報を得られる環境を整えると答弁しました。


昨年の大震災時、東京では都心に向かう車が集中して大渋滞を引き起こし、緊急車両の通行の妨げになりました。
質問で、ITS(インテリジェント・トランスポート・システム)を活用し、震災時の道路の被害状況、沿道の建物倒壊や火災、交通規制などの情報を地図に一元化してスマートフォンやカーナビで提供すれば、ドライバーの避難・誘導や混雑緩和に役立つと提案しました。
都は、官民連携してスマートフォン等を活用した情報提供の仕組みの構築を推進し、来年10月に東京で開催されるITS世界会議で紹介する考えを示しました。


東日本大震災で津波の被害を受けた福島県いわき市にある県立の環境水族館「アクアマリンふくしま」への復興支援を都に求めました
都は友好提携を結んでいる都立葛西臨海水族園で、来園者にアクアマリンふくしまの魅力を伝える取り組みを進める考えを示しました
その一環として、6月30日と7月1日の2日間、アクアマリンふくしまの「移動水族館」を受け入れ、葛西臨海水族園で展示します


視覚障がい者への選挙権行使の支援として、選挙公報の「音声コード付き拡大文字版」の導入を都選管に求めました。
答弁で都選管は、音声コード読み取り機能が付いた汎用携帯電話が普及し始めていることを踏まえ、導入に向けた検討を始める考えを表明しました。

2012年6月9日土曜日

介助犬使用者のオリエンテーションに行ってきました


社会福祉法人・日本介助犬福祉協会が主催する介助犬使用者のオリエンテーションが6月9日、山梨県山中湖村で開催され、都議会公明党の高倉良生と吉倉まさみの両名が参加してきました。

「介助犬」は、身体障がい者のために、ベッドに足を乗せる手伝いをしたり、必要なものを運んできたり、ドアの開け閉めをしたりする犬です。視覚障がい者のための盲導犬、聴覚障がい者のための聴導犬とともに、身体障害者の補助犬に位置付けられています。

「介助犬」の育成には2年程度の期間が必要とされています。日本では1995年に第1号が誕生しましたが、現在国内で活動しているのは58頭です。米国では5千頭ほど育成されているのに比べると、日本での普及・認知が遅れている状況です。日本国内では約1万5千人が「介助犬」を必要としていると推定されています。

この日のオリエンテーションには宮城県仙台市など各地から「介助犬」の使用者、使用をめざす身体障がい者、その家族が参加し、大変有意義な交流イベントになりました。

初めに、仙台から参加した高橋良子さんら2人に「介助犬」の認定証が手渡されました。高橋さんは「私の介助犬は小型犬ですが、家で縫製の仕事をしているとき、落としたものを拾ってくれたりして助かっています」と語っていました。

さらに、同福祉協会で育成された介助指導犬による実際の介助のデモンストレーションが行われました。ベッドから起き上がる時のサポート、ペットボトルのふたを開ける手伝い、ドアの開閉といった日常生活上の介助の様子が分かりやすく紹介されました。

同福祉協会では、障がい者自身が飼育している犬を、飼い主とともに育成していく取り組みを進めています。このことによって、犬の訓練が終わったあとも、使用する障がい者と「介助犬」の関係が良好に保たれます。また将来は、障がい者自身が訓練士の認定を受け、育成の仕事に就くという就労支援にもつなげていきたい、としています。

同福祉協会は山梨と東京に訓練施設を持っていますが、都会の雑踏の中など人間が生活する社会環境のなかで犬を育てることが有効なため、東京に本格的な訓練施設の設置を目指しています。

「介助犬」に対する行政の支援としては、都道府県から同福祉協会のような育成団体に対して、「介助犬」の育成事業を委託する形で、補助金が出されています。今後は、育成施設の整備に対する補助制度の創設、普及・啓発活動への支援、障がい者自らが育成訓練士になるための支援などを具体的に後押ししていく取り組みが必要です。



2012年6月2日土曜日

出産直後の新生児を守れ! 福岡の久保田医師や患者の会の皆さんと今後の取り組みについて懇談しました

 福岡で産婦人科を開業し、出産直後の新生児を低栄養や低体温などから守る研究・予防活動を続けている久保田史郎医師や、カンガルーケア事故などで子どもに重度の障害が残った患者家族の会の皆さん、弁護士さんたちと、今後の取り組みについて意見交換しました。
 それに先立ち、きょうは午後1時から、千代田区神田駿河台の中央大学駿河台記念会館で患者家族の会が開催され、(1)産科医療の現場からの報告と問題点(2)各地の被害の実態・訴訟事件の報告などが行われ、決議も採択されました。
 この問題については私も福岡の久保田医師のもとを何度か訪れ、意見交換の機会を持つとともに、都議会本会議で取り上げてきました。
 きょうは中野区や北区の区議さんも参加しました。