2013年10月22日火曜日

暁星中学校での「がん」教育授業を参観してきました。

高倉良生は10月22日午前、東京・千代田区にある「暁星中学校」で行われた「がん教育」授業を参観しました。「がん教育」を推進する公益財団法人「日本対がん協会」が子どもたちに「がん」の正しい知識を身につけてもらおうと進めている「ドクタービジット」の取り組みです。講師は放射線治療の第一人者として知られる東大病院の中川恵一先生が担当しました。

日本は国民の2人に1人が「がん」にかかり、3人に1人が「がん」で死ぬといわれる「がん大国」。しかし、世界の中でも「がん検診」の受診率は低く、その要因のひとつとして「がん」に対する正しい知識が不足していることが挙げられています。子どもの頃から「がん」について教えられる機会があまり多くないことによるものとみられています。

「日本対がん協会」では2009年に「がん教育基金」を設け、「がん教育DVD」を作成するとともに、実際に学校での「がん教育」授業の実施に取り組んできました。今回の暁星中学校での中川先生による授業もその一環として行われたものです。

休憩をはさんで約2時間にわたって行われた授業では、最新のDVD「がんって、なに? いのちを考える授業」を上映しながら、中川先生がテンポよく「がん」に関する基本知識を紹介していきました。「がん」発症の可能性、食生活と「がん」の相関関係、早期発見と治療の効果など、「がん」をめぐる興味深い話に生徒たちは興味深く聞き入っていました。また、山口県から授業に駆け付けた前川育さんが「がん」に3回かかった体験をもとに、いのちの大切さを語りました。


休憩後は、「大切な人ががんで亡くなってしまわないために、自分に何ができるか?」といった設問への回答をグループでまとめ、相互に発表し合うなど、生徒参加型の授業に。前半の授業で得た知識を元に、にぎやかな雰囲気の中、あっという間に終了の時間を迎えました。

文部科学省は来年度予算の概算要求に全国20か所以上の学校で「がん教育」授業を行う経費を計上しています。子どもたちに正しい「がん」知識が大きく広がるよう積極的に取り組み、「がん検診」など具体的な対策が前進するよう推進していきたいと思います。